年重ね影響の大きさ感じる「母の教え」

 

『 年重ね影響の大きさ感じる 』というサブタイトルの著書「母の教え」の本の紹介記事が新聞に載っていました。著者は政治学・政治思想史の姜尚中 (かん・さんじゅん)さんです。学ぶ機会に恵まれず育った母は勢い体験主義にならざるを得ず、対人関係には「理」よりも「情」に重きを置いた。の文章に目が止まり私の母と似た境遇であったと共感を覚えました。私の母は幼い兄弟達の子守りの合間に学校に通う程度の学びしかありませんでした。12才から10年ほど市会議員宅に住み込みで家事,事務補助,犬 ( シェパードの五郎 )の世話などの仕事をして兄弟や家族の為に働いていたそうです。その間、給料袋はそのまま封を切らずに母親に渡していたと話しておりました。「情」に重きを置き体験主義で育ってきた母に学ぶことは多く、年を重ねてその影響の大きさを感じる 今日この頃です。著者も同世代かと思い調べましたら1950年生まれで私と同学年でした。写真は妻との初めての奥州路の旅です。 平 和雄